あらいぐま

頭胴長(体長)
41.5 – 60センチメートル[。尾長20 – 40.5センチメートル[。体重2 – 22キログラム。
飼育下では体重が20 kgに達するものもいる[7]。

灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。タヌキと誤認されることが多いが、
タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて
アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため
足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。

乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。

自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。
四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。

行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、低い個体数密度では逆に拡大するといったように
環境条件によって変化する。オスの行動圏のほうが広く排他的で、その中に複数のメスの行動圏が共有している。

寒い地方に棲む個体は気温がマイナス4度以下になると冬ごもり(半冬眠)を行う。
これは真の冬眠とは異なるが、活動は大きく減退する。

いぬ

イヌの属するイヌ科は、森林から開けた草原へと生活の場を移して追跡型の狩猟者となった食肉類のグループである。
待ち伏せ・忍び寄り型の狩りに適応したネコ科の動物に対して、イヌ科の動物は、細長い四肢など、持久力重視の走行に適した体のつくりをしている。

また、イヌは古くから品種改良が繰り返されて、人工的に改良された品種には、自然界では極めて珍しい難産になるものも多く
品種によっては、出産時に帝王切開が必要不可欠となる(主にブルドッグ)

全般的に高い知能を有する。また、品種によってはより優れた学習能力を示す。総じて記憶力も高く
例えば狂犬病の予防接種を受けた犬は次年度の狂犬病予防接種に行く際、パニックを起こす事がある。

試行錯誤を行う事もあり、例えば脱走するために首輪のフックを地面にこすりつけてフックが外れないかどうか試行したり、
室内で粗相をしたときは何か他のものをのせて大便を隠し、とぼけるなどの行動を行う事もある。他の犬に対して関心を示し、
威嚇する行動を取る品種とそうでないものがある。他の犬への関心の示し方、攻撃性は、躾(しつけ)によっても抑えることがある程度可能である。

なお、犬自体の「人間に対しての関心の示し方や接し方」は現時点において未知のものが多く、その解明の為の研究が今も進められているが、
近年の研究では飼い主側の人間が示す「声を荒げて叱る」などの態度に対して敏感な反応を示すことが明らかになっている。

しか

草食性で、ウシのように4つに分かれた胃を持ち、反芻による消化を行う。

オスは枝分かれしたツノを持ち、枝角(アントラー)と呼ばれる。多くのシカ科のメスはツノを持たないがトナカイはオスメス共にツノを持つ。
ウシ科の動物のツノ(洞角)は骨の芯を角質が覆っており生え替わらずに一生伸び続けるが、シカのツノ(枝角)は骨組織からなり、毎年生え替わる。

春季の生えたばかりの角は柔らかく表皮に覆われているが、秋季の骨化した角は固く、表皮は脱落する。
体の大きさは体重6-8kg程度のプーズー (チリに生息) から、体重800kgにも及ぶヘラジカ (ムース) まで様々である。

シカの蹄には、ヤマビルが穴をあけて寄生すること(有穴腫瘤)が知られており、ヤマビルの生息域の拡大にシカが関与していることが疑われている。

世界各地の山野に数多く生息していたシカ科の動物はほとんどの民族の文化に対して古くから重要な影響を与えていたと思われる。
後世の文化においては、シカは「俊敏」「非力」などの象徴として、また時には峻険な山岳地の象徴として用いられることがある。

ギリシア神話では、月の女神アルテミスの水浴を見たアクタイオーンが鹿に姿を変えられている。
道教の伝承に登場する仙人がしばしば乗騎とするのが白鹿である。太上老君は青牛を乗騎とするが、白鹿を乗騎としたという伝承もある。
トナカイは古来ソリを引く使役や荷役にも利用され、クリスマスにサンタクロースのソリを引く『赤鼻のトナカイ』の伝説にもなった。
鹿島神宮・春日大社などで神使とされる。古事記において、オオクニヌシに国譲りをさせる際、アマテラスは使者としてアメノオハバリを選び、
その伝令にアメノカク(天迦久)を派遣したとあり、このアメノカクが鹿の神とされる(「迦久」は鹿児を意味する)。
アメノオハバリは自分の代わりに息子のタケミカヅチをオオクニヌシのもとに差し向け国譲りを承諾させるが、このタケミカヅチが鹿島神宮の祭神であり、
その後平城京鎮護のために春日大社にも分霊された。

しまうま

シマウマは概して草を食す植物食である。シマウマの外見的特徴は、毛の黒地に白の縞模様に加え、大きな耳、先端がふさ状になった尾など、
その姿は野生のロバとよく似ており、鳴き声もロバに近い。ゆえに「縞模様のロバ」と呼ぶ言語もある。

シマウマの縞模様の効果は、捕食者が狩りの獲物とする個体を識別しにくくすることといわれてきた。
これは、霊長類以外の哺乳類は色の識別能力が低いことと関連している。
つまり、シマウマの白黒の模様は、霊長類以外の哺乳類が遠くから見た場合には草原の模様に埋もれ判別しにくいとされる。

また、縞模様は身体の部位ごとに向きが異なり、群れをなすと各個体の縞模様が混ざって視覚的に同化してしまう。
しかし研究により、天敵の大型肉食獣は人間ほど縞の認識ができておらず、このため同じところに暮らす他種の植物食動物の単一の色の被毛に対して、
縞模様が特に天敵を混乱させることに優位ではないということが判明した。他にも説があり、
日よけや草食動物のため群れている方が被害が少なく、仲間同士で群れを見つけるのに役立っているとも言われている。

シマウマなど縞模様を持つ生物は、体表面で温度差を形成して微細な空気の流れを生じさせ体温調節に役立てているとする研究がある。
しかしNHKのダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜の放送で、独自にこの説の真偽を実際の生息環境で検証したところ、黒縞の部分は温度が大きく上がり、
白縞の部分も黒縞よりは低いが温度が上昇し、低下を見せたのは温度差が生む風でなく自然の風が吹いたときだけということが判明した。

きりん

構成や個体数が変動する繋がりの緩い10 – 20頭程度の群れで生活している。
19世紀から20世紀初頭では20 – 30頭の群れの報告例があるが、2000年代以降は群れは平均6頭以下とする報告例もある。

セレンゲティ国立公園での800日間にわたる観察では、群れの構成が24時間以上変わらなかったのは2例のみだったとする報告例がある
。メスの行動圏は約120平方キロメートルに達し、オスの行動圏はより小さいが、群れに含まれず単独で生活する若獣のオスであればより広域となる。
行動圏内で主に活動する範囲は中心部に限られ、外周円状に緩衝地帯があると考えられている。

行動圏が他の個体と重複した場合は、それらの個体と群れを形成する。

主に薄明薄暮時に採食を行い、昼間は反芻を行う。
通常は直立したまま休息や睡眠を行うが、安全が確保されていれば2 – 3時間にわたり座って休むこともある。
前肢と片方の後肢を内側に曲げて地面に座り、眠りが深くなると首は丸めて体に乗せる。
1日の睡眠時間は諸説あるが、眠りが深くなった姿勢をとるのは1日に3 – 4分、長くても10分とされる。
食物の葉から摂る水分のみで、水を飲まなくても生きていくことができるため、アフリカに住む他の草食動物と異なり、乾季になっても移住をしない。
時速50 – 60キロメートルで走ることができる。ほとんど鳴くことはないが、唸り声や鼻を鳴らす声など様々な声を出すことはできる。

食性は植物食で、主にアカシア属・シクンシ科などの木の葉、若芽、小枝などを食べるが、果実や草本を食べることもある。

とら

頭胴長(体長)140 – 280センチメートル。尾長95 – 119センチメートル。メスよりもオスの方が大型になる。
北部の個体群が大型で、南部にむかうにつれ連続的に小型になる傾向がある。インドやロシア極東部の個体群は大型で、スマトラ島の個体群が最も小型。
腹部の皮膚は弛んで襞状になる。背面は黄色や黄褐色で、黒い横縞が入る。

縞模様は藪などでは周囲に溶けこみ輪郭を不明瞭にし、獲物に気付かれずに忍び寄ったり待ち伏せることに適している。腹面や四肢内側は白い。
黒化個体の発見例はないが、インドでは白化個体の発見例がある。野生下では1951年にオスの幼獣が発見されてからは
2016年の時点で白化個体の発見例はなく、飼育下でみられる白化個体はこの個体に由来する。

縞が太くて繋がり黒化したように見える個体もみられ、飼育下では通常個体と白化個体の中間型(ゴールデンタビー・ストロベリー)もみられる[3]。
鼻面は太くて短く、顎の力が強い。前肢の筋肉は発達し、後肢は前肢よりも長い。
これにより前肢は長い爪も含め獲物を押さえつけることに、後肢は跳躍に適している。

出産直後の幼獣は体長31.5センチメートル – 40センチメートル、尾長13 – 16センチメートル。体重780 – 1,600グラム。
縞模様はあるが、体色は成獣よりも明色。

らいおん

別名はシシ(獅子)。オスは体重は250kgを超えることもあり、ネコ科ではトラに次いで2番目に大きな種である。
現在の主な生息地はアフリカ大陸のサブサハラであり、インドのジル国立公園のインドライオンは絶滅が危惧されている。
北アフリカや西南アジアでは有史時代に姿を消している。更新世末期、約1万年前までライオンはヒトに次いで広く分布する大型陸上哺乳類だった。

飼育個体は20年以上生きることもあるが、野生のライオンの寿命はより短く、特にオスが10年以上生きることは稀である。
縄張りをめぐって他のオスと常に争うために傷を負い、それが寿命を大きく縮める原因となる。典型的な生息地はサバンナや草原であるが、
茂みや森などに棲む場合もある。ライオンは他のネコ科の動物にはあまり見られない社会性を持っている。
メスと子ライオン、そして少数の成熟したオスがプライド(群れ)を形成する。狩りの特徴はメスの集団が連係することであり、おもに大型の有蹄類を襲う。

ライオンは捕食者の頂点でありまた象徴的な存在であるが、屍肉も漁ることもある。
賢く性質が他のネコ科よりも比較的穏和なため、ライオンがヒトを襲うことはほとんどないが、ライオンによる犠牲者がいることは知られている。

世界的に「百獣の王」として有名であり、一般的に最も強い動物であると思われている。
オスの外見はたてがみが非常に特徴的であり、容易に認識できる。オスの容貌はあらゆる文化のなかで動物そのもののシンボルとして
最も広まっているものの一つであり、実際に全ての動物の中で国獣として選ばれる数はライオンが最も多い。
ライオンは後期旧石器時代から描かれており、古くはラスコー洞窟やショーヴェ洞窟の洞窟画などがある。

彫刻や絵画、国旗をはじめ、現代の映画や文学などでも広く扱われている。

ごりら

体長オス170 – 180センチメートル、メス150 – 160センチメートル。体重オス150 – 180キログラム、メス80 – 100キログラム。毛衣は黒や暗灰褐色。
出産直後の幼獣は体重1.8キログラム。オスは生後13年で背の体毛が鞍状に白くなり、シルバーバックと通称される。生後18年で後頭部が突出する。
ゴリラは血液型を有するが、これはABO式血液型などのヒトの血液型と比較できるものではない。

多湿林に生息する。国土の80 %以上を熱帯雨林が占めるガボンでは、ニシゴリラの基亜種が国内のサバンナを除く
環境すなわち海岸の低木林・一次林・二次林にも生息することが判明している。生息密度は主に1平方キロメートルあたり1頭だが、コンゴのニシローランドゴリラ個体群では
湿地での個体密度が1平方キロメートルあたり5頭に達することもある。昼行性で、夜間になると日ごとに違う寝床を作り休む。
10 – 50平方キロメートルの行動圏内で生活し、1日あたり0.5 – 2キロメートルを移動する。

亜種や地域によって変化があるものの社会構造は端的にいえば、単独のオス、オス1頭とメス複数頭からなる群れ、複数の雌雄が含まれる群れ、からなる。
オスが成体になっても群れに残る傾向があるマウンテンゴリラを除くと、複数の雌雄が含まれる群れを形成することは少ない。
オスの幼獣が産まれて成長すれば複数の雌雄が含まれる群れとなるが、通常は父親が後から産まれたオスが群れのメスと交尾しようとすると威嚇し
交尾を抑制するために後から産まれたオスは群れから離脱してしまい、オス1頭とメス複数頭からなる群れに戻る。
群れのオスが死亡した場合には、後から産まれたオスが群れを引き継ぐこともある

こあら

日本語の別名はコモリグマ(子守熊)またはフクログマ(袋熊)。オーストラリア東部の森林地帯やユーカリの林などに生息している。

体色は背面が灰色で、腹面が白色、体長は約65 – 82センチ、体重は約4 – 15キロである。
オーストラリア北部に生息するコアラよりも南部に生息するコアラの方が体が大きく体毛の長さも長い。
タンニンや油分を多く含むユーカリの葉を好んで食べる。稀に歩くこともあり、4足歩行である。

通常は単独性で、2頭以上でいることは稀である。繁殖期にのみ、オスとメスが一緒にいたり、またメスと子供が一緒にいたりする。
樹上で生活するが、木の葉を集めたものや、樹洞を利用するというようなことはせず、特定の巣は持たない。
休むときは通常、葉がよく生い茂り、太陽光や雨などがしのげる樹上で休息し、たいてい木の上方3分の1くらいのところまでにいる。
地上に降りることは稀だが、木から移動する際に地上に降りたり、ときには数メートルほどであれば樹間を飛び移ることもできる[7]。一日のうち18 – 20時間以上を眠るか休んで過ごし、もっとも活動的になる時間は早朝および夕方で、薄明薄暮性である。

天敵は大きな猛禽類のほか、稀に地上を歩いたときに、ディンゴ、野生化したイヌ、キツネなどに襲われる可能性。

食性は草食性でユーカリやアカシア、ティーツリーの葉や芽を、一日に500グラムから1キロ以上を食べる。多くのユーカリの種の中から
数種類のユーカリやその他の植物を好んで食べる。ユーカリの葉は、昆虫や野生動物に食べられるのを防ぐためにタンニンや油分が含まれており
消化が悪く、一般に動物の餌として適さない。コアラはユーカリを食べる前ににおいをかぎ、葉を選別してから食べる。

さらに盲腸で発酵させることでユーカリの毒素を分解し、消化吸収する。

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